2025.1.4 ライブラリー
【ライブラリー情報】1月の新着図書のお知らせです!
みなさま、こんにちは。
当館3階ライブラリーに今月も新着図書が16冊入りました!
ライブラリースタッフが6冊ピックアップしてご紹介します。※( )内は資料請求記号
新着図書詳細は右記リンクよりご覧いただけます。1月新着図書リスト
■ファッションマジック:Fashion magic(3618/HIG)
ヒグチユウコが描く愛らしいねこたちの装いを、まるでマジックのように一瞬で変身させられる仕かけ絵本です。
頭部(上)・腹部(中)・脚部(下)に3分割されたイラストカードが各28枚リングで綴じられていて、好きなページを開いて組み合わせることができます。
イラストカードは表裏でデザインが異なり、上・中・下各56種類の豊富なヴァリエーションです。思わぬ組み合わせで愉快なファッションが楽しめます。
■ヴェルサイユの宮廷生活
マリー・アントワネットも困惑した159の儀礼と作法(4309/VER)
漫画「ベルサイユのばら」で日本でも有名なヴェルサイユ宮殿、当時そこに住んでいた貴族や家臣の「宮廷作法(エチケット)」について書かれた本です。王の部屋では誰が先に扉を通るか、どんな椅子に座るかあるいは座ってはいけないか。現代ではとうてい理解できない、面子を重んじるためにどんどん増えるややこしい宮廷作法がたくさん出てきます。
ルールに則ろうとしたマリー・アントワネットが、フランスとオーストリアの同盟を解消させそうになるトラブルを引き起こしたことさえあります。特に国王や王妃の一日には様々な儀式があり、ヴェルサイユで生活するって本当に大変だなぁと感じさせられます。
■佐賀町エキジビット・スペース1983-2000 : 現代美術の定点観測(3405/SAG)
公立美術館で20〜30代のアーティストが展覧会をやるなんて考えられないような時代。20代でも面白い作家がたくさんいるのに、それを見せる場が欧米にはあるのに、日本にはなかった1980年代。
1983年から2000年まで小池一子が運営していた「佐賀町エキジビット・スペース」で取り上げた作家の中には、大竹伸朗や内藤礼など、ここでの展示がきっかけになって世に出た人も多い。
制約の多い美術館や、作家が賃貸料を払い展覧会をする貸しギャラリーでは応じきれない“今、生まれてくるもの”に、非営利で自由な表現の場を提供してきた「佐賀町エキジビットスペース」の軌跡です。
■ソール・ライター(3005/LEI)
独特な色彩感覚と視点で、日常の一場面が切り取られた作品を眺めていると、こんな写真をとってみたいと思えてくる。禅や書の熱心な勉強家であったと知るだけで、写真から感じられる奥ゆかしさに納得がいく。日本でも人気が高いソール・ライターの作品集。
50年代から80年代まで活躍していたファッション誌から離れた後も、撮り続け、描き続けた膨大な作品や貴重な資料から、表現の多様性、源泉を探ることのできる魅力的な1冊。
■Cup of therapy : いっしょに越えよう(3618/CUP)
日本にも多くのファンをもつフィンランドのヘルシンキを拠点とする人気イラストレーターのマッティ・ピックヤムサさんと、心理療法士のアンッティ・エルヴァスティさんが2017年にスタートさせた「Cup of therapy」(カップオブセラピー)プロジェクトから生まれた書籍の日本語版です。ユニークで表情豊かな動物たちのイラストが、言葉を通じて私たちに心の健康と癒しを与えてくれます。
この本には、自分らしい生き方とはなにかを、ゆっくり考えられるきっかけになれば・・・と、そんな願いが込められた著者2人からの112のメッセージです。
本書は2冊目であり、1冊目は2018年に良品計画から「Cup of therapy : だいじょうぶ。」として刊行されています。
■白の服飾史 人はなぜ「白」を着るのか(0302/SHI)
白い服をまとう意味、「白」を着るという身体的な経験に着目した服飾史の本です。
「古代の神々」や「聖職者」や「下着」などのテーマごとに章立てした論考に加え、絵画や写真など豊富な図版で、「白い服」の歴史をたどることができます。清浄で純粋だと重宝されてきた「白い服」の、特別な意味をさぐることのできる一冊です。
神戸ファッション美術館3階のライブラリーには、ファッション、デザイン、建築、映画、アートなどの書籍が多数ございます。
ぜひ、ライブラリーでごゆっくりお過ごしください!