神戸ファッション美術館

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お知らせ・イベントのご案内(Blog)

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2022.9.10 ブログ

特別展「もうひとつの顔 ロバート・キャパ セレクト展」が開幕しました!

 
みなさま、こんにちは。
 
9月10日(土)、特別展「もうひとつの顔 ロバート・キャパ セレクト展」が開幕しました。
 
ハンガリー出身のロバート・キャパ(本名アンドレ・フリードマン)は、
激動の20世紀における数多くの戦場写真でその名をとどろかせました。
リアルタイムで映像を見ることができなかった時代、戦場に実際に迫る写真をみた人の衝撃は計り知れません。
しかし、本展で中心に据えるのは、銃後の生活の様子や市井の人々の表情など、戦場以外から戦争の本質に迫る作品です。
 
キャパは20世紀前半、内乱や世界大戦などの撮影のため世界を駆け巡る姿や実績から、報道写真家として一般的に知られています。
ただ、それは彼の一面でしかなく、その真価は人々の表情などに戦争の現実を閉じ込め、
被写体と背景の組み合わせによってストーリーを構築する編集的視点でした。
 
さらに、俳優イングリッド・バーグマン、作家ジョン・スタインベック、画家パブロ・ピカソら親交のあった著名人のポートレートや、
撮影旅行先から日本、ウクライナ(旧ソ連)などでの写真も数多く残しています。
 
本展では、東京富士美術館が誇るロバート・キャパ・コレクションの中から、
溢れ出る感情とそれを捉えるキャパの眼を軸に選び出した約100点の作品を展示することで、
キャパの「もうひとつの顔」を会場内に構成します。
 
会場前半は、ロバート・キャパによる戦争報道写真の傑作を展示。
最も有名な《崩れ落ちる兵士》を筆頭に、空襲や避難生活など、
甚大な被害をもたらす20世紀の戦争に翻弄される市民たちの様子を鋭く切り取った写真から、
戦争を多面的に捉えた報道写真家としての姿勢をご覧いただきます。
 
そして後半は、戦争と強く結びついたキャパのイメージから離れ、
『ライフ』誌のために撮影されたアメリカの日常や、ヘミングウェイやピカソなど親交のあった著名人たちを撮影した写真を紹介。
日本とウクライナ(旧ソ連)で撮影された写真も特集し、
キャパが生前に刊行した写真集も展示することで、ジャーナリストとしての側面に光をあてます。
 
再び緊迫する世界を前に、激動の世紀を駆け抜けたキャパの写真をぜひご覧ください!
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
同時開催の当館所蔵品を展示したドレスコレクション展「フランス文学が誘う 街とファッション-19世紀後期から20世紀へ-」。
華やかな時代を描いた小説では、煌びやかな街に美しい衣服が登場します。
その社会その時代を映し出すのが、文学とファッションです。
2022年はプルースト没後100年の年でもあり、『失われた時を求めて』の時代、女性たちは麗しいドレスで着飾りました。
本展ではその時代の貴重なドレスの数々をご紹介します。
特別展と併せてお楽しみください!
 

 

 
 
みなさまのお越しをお待ちしております!
 
◆2022年度第3期 特別展「もうひとつの顔 ロバート・キャパ セレクト展」
同時開催 ドレスコレクション展「フランス文学が誘う 街とファッション-19世紀後期から20世紀へ-」
2022年9月10日(土)~11月6日(日)
10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日、9月20日、10月11日(ただし9月19日、10月10日は開館)

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