みなさま、こんにちは。
 
当館3階ライブラリーに、11月の新着図書が6冊入りました！
 

 
今月も新着図書の中から、ライブラリースタッフが数冊ご紹介します！
※（　）内は資料請求記号
新着図書詳細は右記リンクよりご覧いただけます。11月新着図書リスト
 
■NINO CERUTTI fashion icon (0503/FAS)
イタリアの綿工場だったファミリー企業を20歳にして背負い、
自社の高級生地のノウハウを活かしてファッションブランドに変えたのが3代目のニノ・セルッティ、
1981年のことです。メンズウェアからスタートしました。
デザイナー経験のないアルマーニを見出し育てたことや、映画やスポーツ業界とのタイアップで
ブランドを拡大したセルッティですが、方針の対立のため、2002年に買収という形で一族はブランドを離れました。
イタリアの職人であり、ビジネスマンであり、伊達男の彼の一代記としても楽しめます。2022年1月没、91歳。
 
■Scandinavian Residence Design (2405/SCA）
北欧スカンジナビアの住宅は、無駄のない洗練されたデザインにその特徴があります。
室内装飾においても、素材や色、照明など、シンプルでありながらスタイリッシュで心地よい空間の広がりが感じられます。
各住宅の美しい写真を眺めながら、スカンジナビアンスタイルに触れてみてください。
 
■ぼろの美（0203/BOR）
東北地方などで、何世代にもわたって布きれを幾重にもつなぎ合わせて使い続けてきた布である「ぼろ」。
東北・北陸地方の方の中には「ぼろは貧困の象徴。人様に見せたくないものだから表に出すこともなかった」いう意見が今でもある一方、
日本のボロ布は世界の「BORO」として欧米のアーティストやファッション関係者から一目置かれており、
ルイ・ヴィトンやコム・デ・ギャルソンをはじめとする世界の一流ブランドも『BORO』 をモチーフにした
ファッションを発表しているなど、世界に誇れる日本の文化となっています。
油彩画家そして歯科医師でもある額田晃作さんの1000点を超えるコレクションから選び抜かれたぼろの本です。
 
■レトロ家電デザイン :　’60s～’80sのライフスタイルをのぞく（2413/RET）
オランダのヴィンテージ・コレクターである著者のコレクションをもとにした、レトロな家電デザインを集めた本です。
画期的なデザインが生まれた30年間の傑作ぞろいのヴィンテージ家電（ヨーロッパ中心です）は見ているだけでも楽しいですが、
ディーター・ラムスが率いた「ブラウン」、「フィリップス」、「ナショナル（＝現・パナソニック）」といった
メーカーの紹介や時代背景も丁寧に書かれているので、プロダクト・デザインについてさらに深く知ることができます。
 
■THE SURREAL WORLD OF ELSA SCHIAPARELLI（0403/SCH）
ショッキングピンクを生んだ女、エルザ・スキャパレリは、1920年代～30年代に活躍したイタリア生まれのファッションデザイナーです。
ダリやコクトーなど多くのシュールレアリスムの芸術家と交流があり、
ロブスターの帽子やトロンプルイユ（だまし絵）のドレスなど、数々の奇抜でエキセントリックなドレスを生み出しました。
そんな彼女のシュールな世界をたっぷり堪能できるデザイナー作品集です。
 
これらの書籍はライブラリー入口右手の窓側付近に展示しております。
お気軽にお手に取ってご覧ください。
 
当館１階では、特別展「もうひとつの顔 ロバート・キャパ セレクト展」を11月6日(日)まで開催中です。
ライブラリーへお越しの際は、ぜひ特別展へもご来場ください。
 
みなさまのご来館をお待ちしております！