La Cartonnage－カルトナージュの世界へようこそ
 
厚紙を組み立て、布や紙を重ねて仕立てるフランスの伝統工芸――カルトナージュ。
18世紀に生まれたこの技法は、フォトフレームやアクセサリーボックスのような小物から、
チェストやお茶箱といった家具までをも彩ります。
実用品でありながら、アートピースのように空間を華やかに変えてくれるのも魅力です。
 
今回、神戸ファッション美術館4階ギャラリーで開かれる 「La Cartonnage 展」では、
長年にわたりカルトナージュを指導し、その魅力を広めてきた 熊野美知 氏の作品を展示します。
 

 
■Artist Profile
熊野美知
イギリス留学中にカルトナージュと出会い、帰国後は外資系企業へ。退職後に本格的に技術を学び、研究科修了。
2001年、「アトリエ堅香子（Katakago）」を設立。堅香子とは、万葉集にも詠まれるカタクリの花を意味します。
2007年からはNHK文化センターやよみうり文化センターなどのカルチャースクールで講師を務め、2024年まで幅広く活動。
現在は、個人レッスンを中心に指導を続けています。
 
■Exhibition Info
会期：10月10日(金)～15日(水) 　※13日(月･祝)開館、14日(火)休館
時間：10:00～18:00
会場：神戸ファッション美術館 4階ギャラリー（神戸市東灘区向洋町中2-9-1）　>>アクセス
 
■Highlights
熊野氏のカルトナージュは、繊細な手仕事と確かな構築美が織りなす「温かみのあるエレガンス」。
暮らしの中で使いながら楽しめるアートとして、見る人にそっと寄り添います。
会場に足を運んで、フランス伝統工芸が日本の暮らしと響き合う瞬間を感じられるでしょう。