2025.11.1 ライブラリー
【ライブラリー情報】11月の新着図書のお知らせです!
みなさま、こんにちは。
当館3階ライブラリーに今月も新着図書が10冊入りました!
ライブラリースタッフが5冊ピックアップしてご紹介します。※( )内は資料請求記号
新着図書詳細は右記リンクよりご覧いただけます。11月新着図書リスト

■藤本壮介の建築:原初・未来・森(2807/FUJ)
大阪・関西万博のシンボル「大屋根リング」の設計で注目を浴びる建築家・藤本壮介。
自身初の大規模個展(タイトル同名)が、東京・森美術館で開催されました。(2025年7月2日-11月9日)
本書は、個展の記録とともに、藤本の約30年にわたる活動を知ることができる作品集でもあります。
「最も達成感があった」と語る「大屋根リング」の設計では、構想段階の膨大なスケッチが印象的です。
「建築家とは、人と人、人と自然の関係を紡ぐ『場』をつくる仕事」と捉える藤本壮介の世界観を堪能できます。

■現代手芸考 : ものづくりの意味を問い直す (1099/GEN)
手芸について、現代の手仕事とは何か?を問う1冊です。
なぜ手芸は女性のものと考えられることが多いのか、
手芸と工芸と美術の線引きはなんなのか…、
作品を商品化することと自分の物として飾ることの意味合いの違い、
など手芸の成り立ちについて興味深い考察がなされています。
最近では「手芸」は「ハンドメイド」と名を変えて空前の作家ブームが起こっています。
また高齢者や災害にあった方々が社会とつながるきっかけになっているとも聞きます。
今後ものづくりが時代と共にどう変わっていくのか、興味深い内容です。

■ファッションセオリー ヴァレリー・スティール著作選集(1603/STE)
ファッション・スタディーズの第一人者、ヴァレリー・スティールの仕事を紹介する日本初の著作集。
川久保玲や山本耀司、三宅一生など、日本ファッションへの造詣も深く、
2020年に「ヴァレリー・スティールの審美眼展」が開催されるなど、
当館とも関わりの深いヴァレリー・スティール氏。
この本では、「なぜファッションは嫌われるのか」「近代社会とファッション」など、
人文学的な視点からファッションについて論じられています。
ファッションを学ぶ学生の方にぜひ読んでいただきたい一冊です。

■コシノ三姉妹 : 向こう岸、見ているだけでは渡れない(0402/KOS)
50年以上、ファッションの最前線で活躍し続けるコシノ姉妹の、
3人の本としては初めて出版されたものです。
神戸ファッション美術館の名誉館長であるコシノヒロコさん、コシノジュンコさん、コシノミチコさん。
三者三様の困難を乗り越えていかれる軌跡に惹きつけられます。
いくつになっても新しい経験に立ち向かえるパワーの源を見つけたくなる1冊です。

■映画とポスターのお話(3117/EIG)
画家・絵本作家のヒグチユウコがイラストを描き、
グラフィックデザイナー・大島依提亜がデザインするという形で、
共作の映画ポスター42点を掲載した、画集のような本です。
大の映画好きである二人がお題の映画について語り合います。
表紙は、映画『ミッドサマー』(2019)の日本版のアートポスターで、
公開当時アリ・アスター監督やA24のスタッフをはじめ、
世界中のファンから絶賛されました。



神戸ファッション美術館3階のライブラリーには、ファッション、デザイン、建築、映画、アートなどの書籍が多数ございます。
ぜひ、ライブラリーでごゆっくりお過ごしください。







