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特別展示

特別展「もうひとつの顔  ロバート・キャパ  セレクト展」

特別展「もうひとつの顔 ロバート・キャパ セレクト展」

2022年9月10日(土) - 11月6日(日)

開館時間

10:00 – 18:00 (入館は17:30まで)

休館日

月曜日、9月20日(火)、10月11日(火) ※ただし9月19日(月・祝)、10月10日(月・祝)は開館

入館料
一般 1,000円(800円)
65歳以上・大学生 500円(400円)
高校生以下 無料
神戸市内在住の65歳以上 無料

※カッコ内は有料入館者30人以上の団体料金。
※神戸ゆかりの美術館、小磯記念美術館の当日入館券(半券)で割引。
※ドレスの試着、デジタルサイネージは中止しております。ご了承ください。
※新型コロナウイルス感染拡大の影響で変更の場合があります。
※11月1日(火)より館内1階のお手洗いは改修工事予定のため使用できません。大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承ください。

主  催 : 神戸ファッション美術館、神戸新聞社、毎日新聞社
後  援 : サンテレビジョン、ラジオ関西
企画協力 : 東京富士美術館
展示協力 : 大阪樟蔭女子大学

特別展「もうひとつの顔 ロバート・キャパ セレクト展」

 
ハンガリー出身のロバート・キャパ(本名アンドレ・フリードマン)は、20世紀を代表する報道写真家です。
スペイン内戦の結末を暗示するかのような《崩れ落ちる兵士》や、死線に身を晒し命懸けで撮影したノルマンディー上陸作戦の激戦は、戦争報道写真の傑作とされています。
リアルタイムに映像が届けられることがなかった時代、キャパの写真が紙面を通して人々に与えた衝撃は計り知れません。
一方で、キャパは戦時下の市民の姿もカメラに多数おさめました。
不安げに空を見上げる人々や途方に暮れて佇む人など、戦争が日常化した世界とそこに生きる人たちの姿を多面的に捉えようとする意識がうかがえます。
このことは、キャパ自身が写真集を企画刊行する編集的視野をもっていたことと関係しているかもしれませんが、人が見せる鮮烈な感情と向き合うことで「人間」という存在にせまる挑戦であったと捉えることもできるでしょう。
人の内面を浮き彫りにするキャパの「まなざし」は、親交のあったピカソやヘミングウェイらを被写体とした場合にも遺憾なく発揮されます。
 
本展では、東京富士美術館が誇るロバート・キャパ・コレクションの中から、溢れ出る感情とそれを捉えるキャパの眼を軸に選び出した約100点の作品を展示することで、キャパの「もうひとつの顔」である編集的視点を会場内に構成します。
再び緊迫する世界を前に、激動の世紀を駆け抜けたキャパの写真をぜひご高覧ください。
 
 

ショートバージョン
 

ロングバージョン
 
展覧会チラシ
作品リスト
 

ロバート・キャパ プロフィール

 
ロバート・キャパ(本名アンドレ・フリードマン)は1913年、ハンガリーのブダペストに生まれた。
1930年代から写真家として活動を始める。
撮影機材の発展を背景に、臨場感のあるキャパの写真は注目を集める。
 
公私にわたるパートナーであった女性写真家ゲルダ・タローとともにスペイン内戦を撮影し、
兵士が撃たれた瞬間をとらえたとされる「崩れ落ちる兵士」で世に知られる存在となった。
第二次世界大戦では連合国のノルマンディー上陸作戦やパリ解放などを取材。
 
1947年にアンリ・カルティエ=ブレッソンやジョージ・ロジャーらとともに国際写真家集団「マグナム・フォト」を結成。
1954年には来日し、東京・大阪・奈良などで市井の人々を撮影。
その直後、第一次インドシナ戦争を取材中に地雷を踏み、40年の生涯を終えた。
 

展示構成

 
【前半】
ロバート・キャパによる戦争報道写真の傑作を展示します。
最も有名な《崩れ落ちる兵士》を筆頭に、空襲や避難生活など、
甚大な被害をもたらす20世紀の戦争に翻弄される市民たちの様子を鋭く切り取った写真から、
戦争を多面的に捉えた報道写真家としての姿勢をご覧いただきます。
 
【後半】
戦争と強く結びついたキャパのイメージから離れ、『ライフ』誌のために撮影されたアメリカの日常や、
ヘミングウェイやピカソなど、親交のあった著名人たちを撮影した写真を紹介します。
日本とウクライナ(旧ソ連)で撮影された写真も特集し、
キャパが生前に刊行した写真集も展示することで、ジャーナリストとしての側面に光をあてます。
 

主な展示作品

 

共和国派民兵の死(「崩れ落ちる兵士」)(1936年9月)
東京富士美術館所蔵 The Robert Capa and Cornell Capa Archive
 

国際旅団(外国人義勇兵旅団)の解散式(1938年10月25日)
東京富士美術館所蔵 The Robert Capa and Cornell Capa Archive
 

避難民移送センターにて(1939年1月)
東京富士美術館所蔵 The Robert Capa and Cornell Capa Archive
 

ロンドン(1941年6-7月)
東京富士美術館所蔵 The Robert Capa and Cornell Capa Archive
 

ツール・ド・フランス(1939年7月)
東京富士美術館所蔵 The Robert Capa and Cornell Capa Archive
 

ツール・ド・フランス(1939年7月)
東京富士美術館所蔵 The Robert Capa and Cornell Capa Archive
 

カーニバル(1950年2月)
東京富士美術館所蔵 The Robert Capa and Cornell Capa Archive
 

7フィートの竹の棒の先に木炭をつけて描くマティス (1949年8月)
東京富士美術館所蔵 The Robert Capa and Cornell Capa Archive
 

パブロ・ピカソとフランソワーズ・ジロー(1948年8月)
東京富士美術館所蔵 The Robert Capa and Cornell Capa Archive
 

焼津(1954年4月)
東京富士美術館所蔵 The Robert Capa and Cornell Capa Archive
 

関連イベント

 
当館学芸員によるギャラリートーク(展示解説)
 
■日 時
9月21日(水) 、10月6日(木)、10月18日(火) 14:00開始・所要時間約30-40分
 
■会 場
神戸ファッション美術館  展示室内
 
■定 員
先着20名
 
■参加費
無料
 
※整理券はチケットカウンター(受付)にて当日12:00より配布
※整理券配布の際に入館券を確認いたしますので、事前にご購入ください
※招待券をお持ちの方はチケットカウンター(受付)にご提示いただき、参加の旨をお伝えください
 

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